透明の騎士と魔法のキス
2月24日の夜。時刻は日付が変わる少し前。ふわふわのパジャマを着ていても、コランダの夜風は少し冷たい。でもそんなことが気にならないくらいに胸の奥は高鳴っていて頬が熱い。丁寧にリボンをかけた箱を持って、空百家と鬼若家を繋ぐ庭を小走りで抜けて…
コランダ 文章コトリ
夜は甘く溶けて
私は後ろ手に隠していたものを差し出した。
「じゃーん」
「……何だそれ」
「ダグシティで買ってきたの。新作のチョコレートケーキ。ちゃんと二人分あるのよ」
コランダ 文章コトリ
髪を切った日のこと
ナギに「どうされたのですか」と聞いてもらいたくて、そしてもし叶うのなら「お似合いです」なんて言ってもらいたくて――。
コランダ 文章コトリ,メラ
完璧な従者
「ねぇ、ナギ」「はい、お嬢様」
「ナギがいてくれるから、私も一緒に頑張れるの」
コランダ 文章コトリ
特別なカフェラテを
――首長竜に縁があるってどういう人なのかしら?――
コランダ 文章コトリ
眠れぬ夜と朱い夢
知りたいと思うこの気持ちが愛だったらいい。できればいつも隣を歩いてほしいというこの願いが愛だったらいい。眠れない夜に何度も想った朱が愛の色だったらいい。
コランダ 文章コトリ